最近、エコロジーや節約といった理由で、
ペットボトルのお茶などを買わずに「マイボトル」と称して、ステンレスマグなどの水筒を持ち歩く人が増えましたね。
もう、老若男女問わずという感じで。わかります。環境保護は大事です。
でも、私個人は自分用のマイボトルを1つも所有していません(子供のために仕方なく買ったものは除く)
なぜかって、タダでさえ時間が惜しい朝に、お茶を作るのもですが、何よりマイボトルを洗う時間が惜しいからです。
(朝の10分を買うためなら、1万円でも出す!と言った超多忙バリキャリのママ友がいましたが、私は朝の10分を買うために150円くらいならペットボトルのお茶に支出します)
でも、こんな条件を備えていたら買う、という要望はあります。
もくじ
◆パーツは2つ、多くても3つにしてほしい
洗う手間を考えてほしいんです。
大体のステンレスマグなどは一見、フタ、本体のドリンクを入れる部分の2つであるように見えます。
でも、いざ洗ってみようとすると…!
フタの部分のパーツが4つに分解できるではないですか!!
・全体を覆うキャップ
・飲みやすくするための飲み口
・キャップと飲み口の間を密封するゴムキャップ
・飲み口下部にあるゴムパッキン
ええー(怒)…これらを無視して、キャップと飲み口くらいの2つに分解して洗っておく、という方法をとる場合もありますが、結局、分解できるということは、放っておくと間に汚れが蓄積されていく訳で。
飲み口にも、綿棒などを使わないとキレイにできない小さな穴があったり。
いずれも、モノづくりニッポンのメーカーさんが、「冷めにくい」「飲みやすい」「分解して洗う事により清潔を保ちやすい」という、「飲むだけの人視点」から最適な形状を導き出した結果なのかもしれません…と思うのですが。
たしかに、ほっといても誰かがキレイに洗ってくれる、っていう条件を持っていれば使いやすさにほとんど文句はないんですよ。
でも、分解して洗うべきパーツは、形状がシンプルで洗いやすい形状のものを、2つにしてほしい。
水筒部分とフタだけでいい。
飲み口が大きくなりすぎるのを防ぐ意味で、中蓋はあってもいいが、洗いやすい形状でなおかつ「一つの」パーツであってほしい。
参考:現状、「洗いやすい」をうたっていても、この位の部品に分かれます
https://www.zojirushi.co.jp/syohin/bottle/smlb/
◆マグを買う人、マグで飲む人=忙しい中洗う人でもある
何もマグのパーツを5つ洗うだけで、そんなに目くじら立てなくても、と言う人もいるかもしれませんね。
まあ、1人だったらいいとしましょう。
でも、朝、子供2人と自分とか、子供と夫と自分とか、3人分のマグを洗う状況であったとしたら?(そういう人はよく見ますが)
洗う必要があるのは、パーツ5つ×3人分、実にお茶を持ち歩くために15個ものパーツを洗わなくてはいけません…!さらにちょっとずつ種類の違う、でも似てるボトルのパーツを拭いて組み立てる作業を考えてみてください… パズルです。そんで間違えて取り付けたり取り付け忘れたりすると、かばんの中で盛大にお茶が漏れます(´-ω-`)
何も朝やる必要はないのですが、前夜だって疲れてるし忙しいし工数は変わりません。
これをやる位だったら、マグの持ち歩きをやめて、その分の時間を家族との会話に使った方が有意義なように私には思えます。
◆エコと時短の両立は可能か
これは、最終的には「自分の使ったマグは自分で洗え」という掟を家庭内で徹底する事で解決しそうな気もします。
そうすれば、各々5つのパーツを洗えばいいわけですから、工数が各自に分散されます。
このような不満が出るのは、筆者の家庭内リーダーシップに問題があるからじゃないか、と言われれば特に反論はできませんが。ええ、できませんが……
しかしですよ。
「飲みやすいマグを開発する」ために、あんなに色々なパーツを工夫して開発できる、ジャパンの象さんや虎さんのようなメーカーさんだったら、その逆もできると思うんです。
「短時間で洗いやすいマグを開発する」あるいは、「短時間で洗いやすく飲みやすいマグを開発する」って事も可能ですよね??
開発チームにズケズケモノを言う超面倒くさがりなワーキングマザーさんなどを混ぜると、普通に洗う人の心の底にある不満を解決する商品ができて売れそう。
ぜひよろしくご検討お願いします!
※この記事を書いたあと、「ん?洗うの面倒な”飲み口”を省いて円筒形の水筒部分と、回して締めるフタ部分だけにしてあるマグって売ってたような?と気になったので、
東急ハンズの水筒売り場まで現地調査に行ってきましたw
・・・ありました。「部品が少なくて洗いやすい」のコーナーが。
しかしっ! 部品は本体&フタの「2つ」ではないものがほとんどでした。
密封性の問題とか、パッキンの衛生面の問題でしょうか。
メーカーさんの「善意」だと思いますが。
分解して洗えるようになっており、3つとか4つのパーツに分かれます・・・
もーなんとかしてーーー!!
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