空見 玲海の日記 ~お前は何をする人ぞ~

ソラミ レミです(もちろんペンネーム)。筆者が興味を持ったことやトライした事を、ジャンルごちゃまぜで書いていくブログです。世の中っておもしれぇ!何かあなたの役に立つといいな。

【中学生〜高校生向け】軽く読める面白い小説10選【読書感想文におすすめ】

f:id:solamiremi:20190724204731p:image


「読書感想文」を書くのが面倒…書けない…感想がない…

学生の皆さん、長期休みに出されがちな宿題の王道「読書感想文」で悩む事は多いみたいですね。


好きな本を読んで書きなさい、って言われても、「学校に出せるような内容で」面白いものはないかな…とまず本を探すのに時間がかかりますよね。


そんなあなたへ、読書マニアの筆者が
・軽く読めて、面白い
・文庫で買えてスキマ時間に読める
・学校へ出す作文の題材としてもまあ大丈夫と思われる


という視点で、自分も読んだ中からおすすめの小説を10冊選びました。軽く説明も書いておきますので参考にどうぞ。

 

 


ぐだぐだ悩んでる間に、ここから何冊か選んだらどれかはヒットするから!
さっさと読んじゃお?


(学校から指定図書出されてる、とか、昭和の文学でないとダメとかある人は、エンタメとしてどうぞ)

 


はいはい、では早速!


<読書感想文が書けそうで面白く読める10冊→クリックで紹介文へ飛べます>

 

 

「愚者のスプーンは曲がる」桐山 徹也


超能力を封じるという超能力、をなぜか持っている主人公が、彼の能力を頼ろうと集まってくる超能力者たち(ただし、彼にはその能力ゆえにホントに超能力者なのかわからない)とさまざまな事件を乗り越える話。
電車の中などでニヤニヤしてしまうリスクはあります。

 

 


「カラフル」森  絵都


知らない家族のもとに転生してきた主人公の話。みんなは、自分の事を自殺未遂した息子だと思っているようだが…?あれ…?

キレイごとばかり書いてはいないのも逆に高感度高い。

読んだ後の気分も悪くありません。

 

 


「三日間の幸福」三秋 縋


一年につき一万円で寿命を買い取ってもらった主人公と、自暴自棄にならないよう見張る「監視員」の女の子の話。

後半、この「監視員」の秘密もわかり、エモくなってきます。

 

 


「僕は君を殺せない」長谷川 夕


次々と周りで人が死んでいく、二人の少年の独白で構成されるんですが、後半ん?あれ?どうなってる?おお!って読み返して楽しめる作品です。ラストも変わっていて、新しい!って思いました。

 

 


「ナミヤ雑貨店の奇蹟」東野 圭吾


東野圭吾さんは、昔からいる大先生って感じだったのですが、この小説は読みやすいです。そして面白い。映画にもなっていますね。時空を超えて悩み相談をする雑貨店と、様々な悩みをかかえる色々な時代の人々。
うまーく伏線を回収していくのが、さすがミステリー作家です。
この小説は、ヒューマンドラマ系なので感想文も書きやすいかと。

 

 


「十二人の死にたい子供たち」冲方


それぞれに死にたい理由を持って集まる個性バラバラの子供たち。手順どおり実行する予定が、思わぬ妨害が入り!? どうする?と話し合うにつれ、それぞれが抱える問題が明らかになっていき… 


タイトルの割に、読後感は悪くなく、「学校にも提出できそうな」ラストにまとまっています。

 

 


「優しい死神の飼い方」知念 実希人


犬の姿となって人間界へ派遣された死神と、死神が暮らすことになるホスピスにいる人たちとの「魂の交流」を書いてます。知念さんはミステリーを得意とする作家(医師でもある)なので、まったりと始まり、最後には緊迫したクライマックスへと向かいます。犬派のあなたへ。

 

 


「生きるぼくら」原田 マハ


ひきこもりの主人公が、同居していた母親から見放され、仕方なく農家をやっている祖母のもとへ向かいます。そこで出会った少女と祖母との共同生活の中で、それぞれに何かをつかんでゆきます。
「そういう感動させようさせよう、って話とか、いいから!」と思って読んだのですが、嫌味なく何だか前向きな気持ちになれました。

 

 


旅猫リポート」有川 浩


ある理由から、飼い猫の新しい飼い主を見つけるべく、旅に出る主人公。
色んな昔の友達の元を訪れて、猫との相性を見るのですが、友達がそれぞれ魅力的です。
途中でオチが見えてきて、
「あっ、感動モノで泣かせようとしてー、もー」と思いながら読んだのですが、それなのに涙が滲んでしまいました。
有川浩、うまいなー。

 

 


「民王」 池井戸 潤


政治モノです。でも、硬くはありません。
ドラマ化もされていますね。
池井戸 潤といえば、熱血銀行マン「半沢直樹」シリーズの人。
しかしこの小説は、思いっきりコメディに振り切っています。アホな大学生の息子が、総理大臣である父親と、なぜか中身が入れ替わってしまう。
漢字もろくに読めない息子が、「原稿書いたからこれ読めば大丈夫っしょ」とばかりに国会での答弁に送り出されるのですが…
とんでもない読み間違いを連発。


これではもうダメか、と周囲は思いかけるが、この息子、単なるアホでもなく、思わぬ展開へ…

 

 


以上、コメディ、ヒューマンドラマ、生死にかかわる系、政治系、とジャンルを混ぜました。

 

 


ここから、どう読書感想文をまとめるか?


その件については、「読書感想文 書き方」で検索してみてください(潔く投げる)


こういう解説のサイトとかあるのでね↓

読書感想文の書き方のコツ【中学生・高校生】図解 | 読書感想文の書き方


この記事では詳しく書かないけれど、読書感想文は「自分が本当に感じたこと」を必ずしも書かなくて良いんです。


学校の先生をはじめとする、「大人が好きそうな感想」を「大人が好きそうな体験談」などと絡めて書く、と割り切ると想像以上に褒められたりしますので。


(大人の私が言うのだからホントです)

 

→読む人=ある意味お客さん である大人が好きそうな感想、求めるものも含めて、

「読書感想文はニガテだけどとにかく文字数をうめる方法」を書きました。よかったら参考にどうぞ。

www.solamiremi.com

 


読書感想文はサッと終わらせて、
好きな本(先生の顔色関係なしに読みたい本)を読んだり、遊びに行ったり、休みを楽しもう!(理想)