今年(記事執筆時点)、2018年もいよいよアーティストのステージ割りが発表されましたね!
FUJI ROCK FESTIVAL'20|フジロックフェスティバル'20
今年はチケットと宿はおさえてるけど、仕事とか大丈夫か?
行けるのか?自分、みたいにソワソワして過ごしています。
今年は、ボブ・ディランが出るので、50才代~で行ってみたいなーと思っている
方もいるのでは!?「でも行ったことないし、ツレもいないし・・・」というあなたへ。
フジロックは、オトナのおひとり様も多いし、それでも問題なく楽しめるフェスです!
そもそも海外から来てる人も多いし、お客さんがとても多様で逆に居心地がよいですよ。
フォルダの中から、自分がおひとり様の日も含めて2016年にはじめてフジロックに行ったときの日記が出てきて気分が高まったのでアップします。
私の体験日記でも読んで「コイツこんな感じでも行けるんなら俺にもいける!」とか思っていただければと。
もくじ
- 2016年、人生初フジロック参戦
- 出発~会場まで
- 1日目 ライブ(おひとりさま参戦)
- ヘッドライナーを聴かずに宿へ戻る
- 2日目 宿から会場まで
- 2日目 ライブ(おひとりさま参戦)
- フェス友と合流
- 3日目 とうとうレッチリの日だ!
- ライブと会場の記録。
- 宿帰着→4日目 新潟から関西へ戻る
2016年、人生初フジロック参戦
2016年は 7/22(金)、7/23(土)、7/24(日)新潟県の苗場スキー場特設会場で
開催された、フジロックフェスティバル。
東京近郊に住んでいれば、そんなに遠くはないと思うのですが、関西在住の自分としては、憧れだけど遠い存在のフェスだったのです。
何とかして仕事の休みを4日とり、家族には「この日からこの日まで、いないから!」という言葉を残し、「40才すぎて行ったことないっていつ行くの?今でしょ!行かないうちに死んだらどうすんの!?」という勝手な焦燥感に突き動かされ、行ってきました。
まあ、大好きな、BECKと RED HOT CHILI PEPPERS が来るのも大きかったんですが。
出発~会場まで
7/22(金)、新大阪AM10:30ごろ発の新幹線に乗り、東京へ。
東京からは、上越新幹線MAXとき というのに乗りかえます。
乗り換えのホームには、アウトドアファッションの日本人や外国人がけっこういる。
最寄り駅の、越後湯沢で降りて、宿に電話をかけたら車でお迎えに来てくれました。
越後湯沢駅から既にフジロックへようこそモードでテンション上がります。
その時点での私の荷物
・ぱんぱんに詰め込んだキャリーカート
・30リットルのアウトドア用リュック
だったので、とても助かりました!
宿で、野外ライブに耐えうる装備と衣装に着替え、いざ出陣。
(野外ライブの装備については別記事でまた書きます)
フジロックフェスの装備品については、他ブログを参考に楽天市場でほぼ揃えました。忙しかったし…↓
この時点でもう16時くらい?
越後湯沢の駅前から、500円で苗場スキー場の会場までのシャトルバスが出ています。普通の路線バスでしたが、変な時間だったので、座れました。
駅から乗車50分。山道。座れてよかったーーー。
会場に着いてから、すでに家に郵送されていたリストバンドを装着。
ライブが見られる!!!
しかし。シャトルバス乗り場から一番近いステージまで、カラフルに装飾された露店をみながら、20分くらい歩きます・・・うそ・・・会場広い・・・
ステージめっちゃたくさんあるな、とは思ってたけどさ・・・
1日目 ライブ(おひとりさま参戦)
☆THE BAWDIES(@レッドマーキー)※以下、@**はステージ名
タイムテーブルによると、イケメンRoy君がボーカルをつとめる、THE BAWDIES が
やってる時間帯だったので、走るようにしてレッドマーキーという屋根のある会場へ。
すでにライブは中盤に差し掛かり、日本人や外国から来たYouたちが踊ったり棒立ちになったり思い思いに聴いています。
コール&レスポンスの練習をしている時に、お客さんの声がちょっと小さかったと
感じたRoy君。
「なんですか!?それは!?みなさん、カイワレしか食べてないんですか!?」
だって 笑 この人、MCが敬語なところも逆にキャラというか、いいんですよね。
ひとり参戦であるメリットを活かし、人が抜けた隙を縫ってじりじりと前方へ進む。
Roy君が肉眼で見られるくらいの前の方(盛り上がっている)で、どさくさに紛れて踊ってはねて盛り上がっときました。あー楽しかった。
☆Nakamura Emi(@ジプシー・アヴァロン)
すでに19時ごろとなり、夜の山。入口で会場マップとタイムテーブルをもらい忘れた私は、スタッフの方々に逐一道を尋ねて歩くダサい客となりました。
入り口からけっこう離れたところにある(徒歩30分くらいはかかる)ジプシー・アヴァロンという、幻想的なステージで行われる、また邦楽アーティストで気になってたNakamura Emiのライブ。
リュックから折り畳み椅子を出し、涼しくなってきた芝生の丘に座って、30歳すぎてオフィスオーガスタ(山崎まさよし とかの音楽事務所)にスカウトされたっていう彼女のラップと歌を聴きました。
仕事と音楽と私生活のはざまで悩みながら生きてきた事、メジャーデビューして変わったなとか、ネットでいろいろ言われる事なんかを全部ラップのネタにしてしまう。
40過ぎた自分にも刺さるものがあって、山のそよ風に吹かれながら3回くらいこのライブで密かに泣きましたね・・・
ヘッドライナーを聴かずに宿へ戻る
この日のヘッドライナー(大トリ)は、シガー・ロスという北欧のアーティストで、裏声で美しい音楽の世界を作り出すのですが、なんか疲れてる私は寝そう・・・
(これ言うと「マジかよ!?」とだいたい呆れられる)
体力温存のため、シャトルバスが混む前に宿へ帰ることにする。21時前くらい?計算どおり、シャトルバスは5人くらいしか乗ってなくて、余裕で着席!
越後湯沢着いてから、駅前のラーメン屋さんでネギチャーシューラーメンを食べ、
セブンイレブンに寄って宿へ帰りました。
越後湯沢の駅前は、パラパラとフジロッカーがいました。
(だいたいトレッキングシューズか長靴。服装でわかる)
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2日目 宿から会場まで
朝ごはんつきにしてもらい、朝食会場へ呼ばれると、おひとりさまには有り難く、
周りと丁度よい距離感を保った端の方にお膳が用意されていました。
この宿、わかってるーーー最高。
おかゆのお膳だったのですが、美味しかった。
部屋でゆっくり装備を整えて、12時近く?に越後湯沢駅前のシャトルバス乗り場へ。
えっ・・・そんなに?・・・並んでいる・・・炎天下・・・とても並んでいる・・・・いつ乗れるんだろあれ・・・
一旦回れ右して、タクシー(片道6000円)を検討するものの、タクシー乗り場にタクシーもいない。でもそこに行列ができている・・・
あきらめて、体制整えて、こういう時のために持参した文庫本を読みながら並ぶこと、
40分くらい?思ったよりスムーズにバスに乗れ、座れました。ほっ。
ひとり参加のときは、文庫本あると助かるよ、ホント。
この日はグッズ売り場にも寄り、出演者名がずらーっと書いてあるいわゆる「フェスT」を買いました。4000円もした。他のフェスより高いぞ。
でも、おしゃれなBEAMSの袋にいれてくれるのだ。
この日は、ちゃんと会場のマップも手に入れた!やっとこの山の全容がわかったぞ!
2日目 ライブ(おひとりさま参戦)
☆MAN WITH A MISSION(@グリーンステージ)
グッズ売り場にいる時点で、前のお姉さんがひとりで10分くらい悩んで買い物していたので、またライブに遅刻(苦笑)
しかし、ここでもタイミング良く人の間を縫ってモッシュピットのすぐ外の前方までにじり寄る。
「フラーイ、アゲーイン、イエー、イエオ!」というお馴染みの曲をシンガロングしたかったので、それに間に合って満足。前の方は盛り上がりがすごいので、ひとりなのが気になりません!
☆Con Brio(@フィールド・オブ・ヘヴン)
フィールド・オブ・ヘヴンへ行く近道で、ボードウォークというところを通ったのですが、途中にある「木道亭」というステージで藤原さくらちゃんがライブをやってたので、めっちゃ渋滞してコン・ブリオにも遅刻。藤原さくらの人気すごいな。
LINE MUSICのフジロックプレイリストで予習して、何曲かしか知らないカリフォルニアのファンクバンドだったのですが、めっちゃかっこよかったです。
ジェイムズ・ブラウンと、マイケル・ジャクソンを足して2で割ったみたいな感じです。プリンスみたい、とか言ってる人もいましたが。
お客さんのテンションも上がってて、すぐ前方でチャラいカップルの男の方が水鉄砲で
水を打ち上げながら踊ってました。
(時々かかる)(そういう盛り上がりかた初めて見た)
そんなのもまあ笑って許せる?くらいには楽しかったです。
☆BECK(@グリーンステージ)
ほんとは、この前にWILCOってバンドを聴こうと思ってたのですが、(ビートルズ好きな人ならきっと好きだと思う、らしい)朝ごはん以降食事してなかった事を思い出して、食事をとることにする。
ところ天国、という渓流のほとりのエリアでナポリタン600円と、かち割り赤ワイン500円。
体制ととのえて、モッシュピットへ。
おうおう、こっちは20年前からファンだったんだからな!20年前行けなくて、遠い大地ですんごく悔しい思いを噛みしめてたんだからな!
と、ガツガツ乗り込んだら、おんなじような年代の女のひとがわりといて、
「お前もかよ(笑)」
と勝手に同志だと思うことにする。
BECKってLOSER聞いて天才かよって思ってからファンだけど、しばらく聴いてなかった。昔すっごくかわいい生意気そうな金髪の青年だったよなー、今どうかなー、とちょっとだけ心配しながら待ってたけど、登場したら、今でも結婚してほしい位にはかっこよかった。
ヒット曲はちゃんと入れつつ、わりとアコースティックなセットリストで、そういえばラップのイメージあるけど、歌もうまいの思いだした。
ところどころビニールテープで補強したような使い込みすぎのエレキギター弾いてて、でもそれすらオシャレに見えるくらいにはやられてた。
フェス友と合流
BECKのライブが終わったあと、夜にフェス友と合流。
大阪のクラブクアトロのフジロックPRイベントで知り合った、イベントカメラマン君と彼女がチケットなくても行ける場外エリアの飲み屋「カドヤ」(フジロッカーの集合場所らしい)で先に合流してたので、みんなでビール(500円)で乾杯。
フェス友はこの日のチケット買ってなかったので、しばしお話しした後、シャトルバスでまた宿に帰る。
3日目 とうとうレッチリの日だ!
ライブと会場の記録。
☆2Cellos(@グリーンステージ)
会場をぐるっと見ながら計画をたてよう、と通りがかったグリーンステージでこの2人のイケメンチェリストのライブが目に入り、動けなくなってしまいました。
エレキギターのチェロ版?みたいなのを使ってて、音はアンプにつないで出すから、チェロの箱はなくて枠だけっていう軽そうでかっこいい楽器を持ち歩きながら、激しく奏でます。
チェロ2本、プラス、ドラム の構成っていうのも面白い。
インストゥルメンタルものって退屈しがち?と、思ってたけど、弾きながらの顔芸がおもしろくて(顔芸じゃないかもしれないけど、表情豊かないたずらっこ)お客さんもすごく盛り上がって踊ってて、いやあ楽しかった。
☆BABY METAL(@ホワイトステージ)
とりあえず、飲食エリア・オアシスへ行って、ステーキ丼大(1100円)と、
鮎の塩焼き(600円)を食べる。体力大事。
広い会場をくまなく散策。いちばん奥地の、カフェ・ド・パリとかいうエリアでは、夜には美女のポールダンスが繰り広げられたり、小さいステージで謎のバスカー(いわゆる流し?)たちが、いろんな変わったライブをやっています。ホーミーとかね。
で、フェス友がぜひ聴きたいというベビメタを観に、ホワイトステージへ。
・・・って、どっから入るの、超満員だよ、まだ1こ前のアーティストやってるのに!
開演前にパラパラ雨が降ってきたので、みんな雨具装着。
私はkiuのレインポンチョ、お金ある人はゴアテックスの上下。
ライブ開始前から「ベイビーメタル!」コールが起こり、いざ3人が登場して楽曲が始まると、前の方で見ていた我々は、激しくもみくちゃになります。
モッシュだぁ!しかも激しい。リュックしょって雨具着たまま、きゃあきゃあ言いながら巻き込まれました(ちょっと楽しかった)
※知ってると思うけどモッシュとは↓
http://ichiranya.com/music/006-mosh.php
ベビメタのライブでは、モッシュが起こるのが前提らしく。
その後も、ウォール・オブ・デスや、土埃を巻き上げながらのサークルモッシュなど、激しい状態が続きます。
ベビメタのガチ勢と、フジロック常連さんが一緒になってぐるぐる回っててなんか面白かったw
普通に端の方に避難して見てても、オーディエンスがまいたペットボトルの水とかが
かかります。(アーティストのならいいけどさー、お前のじゃないわ)
あちこちでタオルが空を舞い、ペットボトルが空を舞い(固いもん投げんじゃねえ!)
そんな状態でライブが続きました。
・・・しんどかったけど、楽しかった!
フェス友は、このライブで確実にベビメタファンになったとの事。
私は・・・フェスで見るくらいでいいかな。
アイドル顔でアイドル声の女の子だからなー。
激しい女性ボーカル、もしくはイケメンのいるバンドがいいです。てへ。
☆RED HOT CHILI PEPPERS(@グリーンステージ)
超満員が予想されるレッチリのライブに備え、体力回復アイテムを獲得しに、オアシスへ行き、おっちゃんの焼くクレープ600円を食す。生クリームで糖分補給して、なんとか持ちそうだ。
開演が近づくごとに、どんどん増える人、人、人・・・
レッチリのモッシュピットに入る勇気はないので、そのすぐ横くらい、けっこう前方で待機。
野郎度数高めです。背の高い男たちに囲まれ、肉眼でステージ見るの大変。
ボーカルのアンソニーが出てきて、みんなのテンションMAX。ひげの感じとキャップかぶってる感じが「マリオ!?」と思った。かっこいいけど。
楽曲が始まると、日本はじめ、各国から来たファンたちが楽曲に合わせてシンガロング。隣のアジア系のお兄さんは、全曲暗記してんの!?くらいに一緒に歌ってました。
Dani Californiaとか Give It Away とか By the way とか 定番曲と、最新アルバムの The Getaway からの曲もみんな聴きこんでる。
Dreams of Samurai っていう変拍子の曲があらためて素敵だと思った。私もめっちゃはじけました。
激しいリズムと切ないメロディーのギャップにきゅんとなるんですよねー。
私は2006年ごろからの、にわかファンだけど。
当時リリースされた、スティディアム・アーケイディアムってアルバムをipodでエンドレスリピートしてました。
アンコールでは、ベースのフリーが逆立ちで歩いて出てきたり、新しいメンバーのギタリスト以外はたぶんみんな50歳超えてるはずだけど、超元気にステージで暴れてましたね。
ちなみに、フジロックは、会場(山の中なんだけど)の装飾っていうかアートもすごく素敵なんですよね。たくさん歩くけど、歩きながら見るものもたくさんある。
宿帰着→4日目 新潟から関西へ戻る
へろへろに疲れて宿に戻り、3日参加の私はかなり機嫌が悪く、無言(失礼)一晩寝て、朝風呂入って朝ごはん食べたら、まあ人間らしい感情を取り戻しました。
越後湯沢の駅には、フジロッカー(とかキャンパー?)のためにコロンビアのレインコートとか、マウンテンパーカーとか、帽子、へリックスの椅子(これイイんだよね)などが売っているコンビニもあります。
フジロックオフィシャルクッキーとかいう土産があったので、購入。
帰りの新幹線では、8割がた爆睡する私・・・
新潟県の越後湯沢駅から東京まで1時間半くらい?乗り換えて東京から新大阪まで2時間半。
東京組の人たちが羨ましい。
(まあ、もしかしたらそこからが遠い人もいるかもだけど)
なんとか自宅に帰着したけど、へろへろに疲れてたし、移動で終わった一日でした。
家帰ってから、録画してたアメトークのフェス芸人の回(ハライチの澤部とか、サバンナの高橋とか、フットボールアワー岩尾とか、栗原類とかめっちゃフェスに詳しいのね!)を観てひとしきり笑って、フジロックロスを和らげました。
20年ごしの念願だったフジロックだけど、願い続ければ行ける。
意思あるところに道は通じる、ですね!
☆実験的に、こんなサービスはじめてみました↓
(※ちなみに、2017年は諸事情により行けてません!)
(※会場の居心地などについては、こちらの記事↓にまとめました)
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